神戸 異人館通り界隈の安藤建築-2

WALL SQUARE

ハンター通りから異人館通りに戻って20m程東に進んだところにある「WALL SQUARE」(地図

竣工は1986年、竣工当時は「北野TO」という名称でした。

北野の安藤作品の中では珍しい鉄骨造の商業施設で、予習せずに訪れると安藤作品とは気づかないかもしれません。

1886年竣工の作品が続きましたが、それぞれに安藤建築とは思えない個性があっておもしろいですね。

RIN'S GALLERY

異人館通りから北野坂を左に進んで30m程進んだところにある「RIN'S GALLERY」(地図

こちらも安藤忠雄氏の比較的古い作品で、竣工は1981年です。

赤レンガに切妻の屋根などは、4年前に竣工したROSE GARDENを彷彿とさせるデザインです。

ほぼ同じボリュームの二つのボックスを配置したシンプルなプランなのですが...

これらをずらし、坂道に沿った高低差を利用することで、変化のある空間を産み出しています。

WALL AVENUE

RIN'S GALLERYから北野坂を100m程下った所にある「WALL AVENUE」(地図

竣工は1989年、北野界隈の安藤氏の作品の中では一番新しい作品。

この頃から、安藤氏も比較的規模の大きな公共建築の作品を手掛けることが増えてきたわけですが...

これぐらいの規模の作品だと、建築家の個性が凝縮していて、見学していても楽しいですね。

さらに言えば、北野の異人館通り界隈には、一人の建築家の格闘の歴史が残されているわけですから...

建築の道を進む方であれば、安藤氏のファンでなくとも一度は訪れてみたいエリアだと思います。


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神戸 異人館通り界隈の安藤建築-1

神戸北野町の「異人館通り」界隈は、安藤忠雄氏の若い時代の建築作品が点在していることで有名です。

ROSE GARDEN

北野界隈に点在する安藤建築の中でも一番最初に建てられた作品「ROSE GARDEN」(地図

竣工は40年前の1977年、レンガや切妻の屋根など、一般的な安藤建築のイメージからは程遠いデザインです。

内部に中庭を設け、階層的に回遊性の高い空間を構成する手法は、他の安藤氏の商業施設でもよく見られるスタイルです。

安藤忠雄氏の双子の弟が所属していた浜野商品研究所がROSE GARDENを総合プロデュース。

異人館通りの開発にも深くかかわっています。

北野アレイ

ROSE GARDENから異人館通りを東に40m程進んだところにある「北野アレイ」(地図)、竣工は1977年です。

通りから少し奥に入った所にあり、エントランスの間口も狭いため、注意していなければ通り過ぎてしまうかもしれません。

切妻の屋根や開口部などに、試行錯誤というか、発展途上の安藤氏(当時30代中頃)を垣間見る気がします。

WALL STEP(OXY北野)

北野アレイから異人館通りを東へ、「ハンター坂」を少し下った所にある「WALL STEP」(地図

竣工は1986年、完成当時の名称は「OXY北野」です。

コンクリート打放しの外壁は、鉄のパネルで覆われていますが、裏側に回ると安藤建築の雰囲気が残されています。

ROSE GARDENや北野アレイと比較すると、鉄のパネルはらしくありませんが、安藤氏らしい作品に仕上がっていると感じます。

リランズゲート

WALL STEPから南にハンター坂を90m程下った所にある「リランズゲート」(地図)、竣工は1986年です。

コンクリート打放しの一見して安藤氏を連想させる外観なのですが、何かが引っ掛かる...

安藤氏の作品では珍しく開口部が腰壁付で、違和感を感じるほどに細長いんですね。


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蓮の花がモチーフ「アートサイエンス・ミュージアム」

マリーナ・ベイ・サンズの中でも、ユニークな存在感を示す「アートサイエンス・ミュージアム」(地図

アートサイエンス・ミュージアム

設計はモシェ・サフディ氏、開業は2011年2月。

この独特なデザインは、蓮の花をモチーフにするとともに...

十本の指もイメージできるため「The Welcoming Hand of Singapore」とも呼ばれています。

アートサイエンス・ミュージアム

個々の指は、それぞれの展示室へ自然光を導くように設計されています。

アートサイエンス・ミュージアム

アートサイエンス・ミュージアムのエントランス周りです。

ミュージアムの周りには蓮池が配置されています。

アートサイエンス・ミュージアム

淡路島にある安藤忠雄氏設計の「真言宗本福寺水御堂」を思い浮かべるデザイン。

一瞬、安藤氏の設計?という思いが過ぎりました。


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