清水寺 本堂・奥の院・子安塔

清水寺の「本堂」です。

清水寺 本堂

清水寺の創立は798年ですが、現在の「本堂」は1633年に再建されたものです。

清水寺 本堂

長い束柱で舞台を支えている構造を懸造といい、清水寺の本堂は欅の柱が139本あります。

清水の舞台は、面積は約190㎡、410枚以上の檜板を敷き詰めた「桧舞台」です。

清水寺 本堂

清水寺の本堂南面の開口部には蔀戸が用いられています。

さらに屋根が檜皮葺きという点も寺院建築では珍しい選択です。

これらが相まって、清水寺の本堂は寺院建築というよりも、寝殿造の平安貴族の住宅に近い様相です。

清水寺 本堂

本堂で見られる蟇股です。

鐘楼や西門で見られた蟇股と比較して、かなりシンプルなデザインのものです。

清水寺 本堂

本堂の屋根は、檜皮葺きの寄棟・むくり屋根です。

さらに翼廊の切妻の屋根と一体になる大変珍しいデザインです。

清水寺 奥の院

本堂の東側に建つ「奥の院」。

本堂と同時期1633年に再建されたもので、檜皮葺の寄棟の屋根・懸造などは本堂と同じです。

奥の院の舞台から見る本堂の姿が、最も清水寺らしい風景と言っても過言ではないでしょう。

清水寺 子安塔

本堂の舞台からまっすぐ南を向くと見える三重塔「子安塔」。

高さ約15mで、先の三重塔の約半分の高さ。

和様を簡素化して可愛くまとめられています。

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清水寺 経堂・開山堂

清水寺 経堂

三重塔の東側に建つ「経堂」です。

経堂は、経典や仏教に関する書物を収蔵する建物。

清水寺 経堂

蔀戸が用いられ、平安時代の貴族の住宅風の様相です。

清水寺 開山堂

経堂の東側に建つ「開山堂」です。

開山堂は、寺院の開山の像や肖像を祀る建物。

清水寺の開山堂は「田村堂」とも呼ばれ、清水寺創建の大本願・坂上田村麻呂公夫妻の像などが祀られています。

清水寺 開山堂

斗きょうや中備などの意匠のチェックが普通に行えるようになると、古建築が一気におもしろくなります。

清水寺 三重塔・経堂・開山堂

奥から、三重塔・経堂・開山堂と連なります。

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清水寺 三重塔

西門の後ろ(東側)に建つ「三重塔」です。

清水寺 三重塔

847年創建、1632年に再建され、2015年に極彩色等の復元工事が完了しました。

日本最大級の三重塔で、高さは約31m。京都東山のシンボルです。

清水寺 三重塔

清水寺の三重塔はご覧のとおり典型的な和様の様相です。

清水寺 三重塔

桃山様式の極彩色文様が施された塔の姿は、京都の五重塔とは違う趣があります。

清水寺 三重塔

三重塔の長押に施された極彩色文様です。

黒色の釘隠しが良い雰囲気です。

清水寺 三重塔

三重塔の南東側の鬼瓦です。

鬼瓦と言っても、モチーフは鬼ではなく龍。

寺院建築では、南東側の鬼瓦に龍の瓦が用いられることがよくあります。

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