大阪 淀屋橋界隈の建築作品-3

グランサンクタス淀屋橋

旧八木通商大阪本社本社ビルの外壁の一部を曳家工法で保存した「グランサンクタス淀屋橋」(地図)。

もともとは辰野片岡建築事務所の設計により1918年に竣工した大阪農工銀行ビル。

1929年に国枝博氏の設計で外装を改築し、1968年から八木通商の大阪本社として利用されていました。

モスクなどのイスラム建築で見られる繊細なアラベスクが保存されて良かったと思います。

高麗橋ビルディング(旧大阪教育生命保険)

グランサンクタス淀屋橋から三休橋筋を1ブロック南に建つ「高麗橋ビルディング(旧大阪教育生命保険)」(地図)。

設計は辰野片岡建築事務所、竣工は1912年。

東京駅の赤レンガ駅舎などと比較するまでもなく、辰野氏の作品としては小ぶりですが、大変見応えのあるおもしろい作品です。

現在は「オペラ・ドメーヌ高麗橋」というレストラン・結婚式場として利用されています。

日本基督教団浪花教会

高麗橋ビルディングの南隣に建つ「日本基督教団浪花教会」(地図)。

設計はウィリアム・メレル・ヴォーリス氏の指導の元竹中工務店、竣工は1930年。

通りに沿って並ぶゴシック様式の五つの尖頭アーチ・ステンドグラスが目を惹きます。

礼拝堂内部は、時代や外観からの印象、さらに言えばヴォーリス氏の作風とも違って大変個性的です。

芝川ビル

心斎橋筋と伏見町通が交わる交差点の南東角に建つ「芝川ビル」(地図)。

設計は渋谷五郎氏・本間乙彦氏、竣工は1927年。

南米マヤ・インカ文明の装飾が施された姿は、現在でもハッとさせられるものがあります。

竣工時は全てを応接室・娯楽室などに当てた自社ビルとして計画されたそうですが、現在はテナントビルとして利用されています。

清水猛商店

御堂筋から淡路町通を東に入ってすぐの所に建つ 「清水猛商店」(地図)。

設計は小川安一郎氏(住友工作部)、竣工は1924年。

一見、RC造のルネサンス風のデザインですが、木造の建物です。

三連のアーチ窓にレンガときて、ちょとした装飾アイテムとして瓦が使われているのがおもしろいです。

大阪瓦斯ビルヂング(大阪ガスビル)

御堂筋に面して建つ「大阪瓦斯ビルヂング(大阪ガスビル)」(地図)。

設計は安井武雄氏、竣工は1933年。

安井氏の代表作であり、日本のモダニズム建築の最重要作品の1つです。

大阪で最も近代的で美しいビルと称され、広く市民に開放されていたため、大阪の人々に長く愛され続けている作品です。
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