桂離宮 松琴亭

桂離宮 松琴亭

「松琴亭」は、桂離宮で最も格が高い茶室です。

一見、シンプルな茅葺入母屋造に見えますが、建物全体ではかなり複雑な屋根をしています。

桂離宮 松琴亭

州浜を過ぎて、一本の長い石橋を渡って松琴亭の妻側にアプローチします。

丁度正面に3畳台目の茶室のにじり口が見えます。

その右側が二の間になります。

桂離宮 松琴亭

二の間の内部です。

二の間は六畳で、襖の奥に茶室があります。

桂離宮 松琴亭

一の間はL字型をした十一畳です。

床と二の間との襖の青と白の市松模様は、桂離宮を象徴する意匠です。

手前に竈構えが見えます。

かまどを一の間の正面開口部に設けるという奇天烈なプランニング。

桂離宮 松琴亭

松琴亭の対面には「古書院」と「月波楼」が位置します。

桂離宮 州浜・天の橋立

桂離宮 州浜

外腰掛の前の延段を進んで左に曲がると、桂離宮の庭園が目前に広がります。

桂離宮 州浜

黒く平たい石を敷き詰めた「州浜」です。

州浜は京都御所や仙洞御所などでも見られるテーマですが...

桂離宮の州浜は池から小さく突き出たようにつくられています。

桂離宮 州浜

州浜の先端にある灯籠は、岬の灯台をイメージしています。

州浜の奥に見える石橋と石橋へと続く風景は「天の橋立」を表現しています。

桂離宮 州浜

灯籠は石の上に中台・火袋が置かれています。

桂離宮 州浜

遠くに「古書院」が見えます。

池の中に大小の中島を配置して、奥行きのある変化に富んだ光景を実現しています。

桂離宮 外腰掛

桂離宮 外腰掛

御幸道から離宮苑内に入ると最初に目にすることになる「外腰掛」。

茶室 松琴亭の待合い外腰掛です。

桂離宮 外腰掛 蘇鉄山

外腰掛の目の前は蘇鉄山になっています。

仙洞御所や二条城での蘇鉄の扱いと比較すると、かなり大がかりです。

蘇鉄は薩摩島津家から献上されたものと伝えられています。

桂離宮 外腰掛

屋根は茅葺の寄棟造りです。

桂離宮 外腰掛 延段

目の前の延段は、自然石と切り石を巧みに組み合わせたユニークなものです。

桂離宮は飛び石や延段のデザインも多彩で多様です。

雨の日などは、足元に注意して参観を楽しんでください。

桂離宮 外腰掛 灯籠・手水鉢

延段の端部には、手水鉢と灯籠が置かれています。

桂離宮の灯籠の多くは足元を照らすだけの背の低いものです。

桂離宮 御幸門・御幸道・表門

桂離宮 土橋

桂離宮の参観のスタートの様子です。

桂離宮の橋は、手すりが無く幅が狭いものがほとんどです。

さらに土橋の階段は上り下りがしにくいように作られているので気を付けてください。

桂離宮 表門

目の前に見える門が桂離宮の正門の「表門」です。

次の御幸門までのアプローチは遠近法が用いられていて、実際よりも奥行きがあるように感じられます。

桂離宮 御幸門

表門の正面に後水尾上皇をお迎えするために造られた「御幸門」と呼ばれる茅葺の門があります。

柱にはアベマキという日本では雑木林で普通にみられる木材が使われているのですが...

個人的に、この門との出逢いは衝撃的でした。

桂離宮 御幸道

御幸門をぬけると書院群へと続く「御幸道」に出ます。

表門から御幸門、御幸道、書院群へと続くアプローチは、日本というより西洋的な雰囲気です。

桂離宮 御幸道

御幸道の敷石には黒っぽい小石が使われています。

雨の日に桂離宮を訪れると、この敷石の黒と木々や苔の緑とのコントラスが一層鮮やかです。

桂離宮 表門・黒御門・穂垣・桂垣

桂離宮」(地図)は、八条宮初代智仁親王により、宮家の別荘として創建されました。

1615年頃から造営を始め、1662年頃にほぼ現在の姿になったと言われています。

後に1881年に八条宮家は絶え、1883年宮内省所管となり桂離宮と称されるようになります。

桂離宮 表門

敷地のほぼ北端に配置された「表門」。

桂離宮の正門ですが、特別な場合を除いて開けられることはありません。

装飾らしきものは皆無で、磨き竹を縦に打ち並べただけの拍子抜けするぐらい簡素な門です。

桂離宮 穂垣

表門から、参観者の出入り口となる黒御門へと続く「穂垣」。

桂離宮 穂垣

穂垣は、半割りにして先をとがらせた竹を等間隔で縦に並べ、竹穂を横に並べます。

桂離宮 桂垣

桂離宮の東(桂川)側は、建仁寺垣をベースに、葉の付いた竹を生えたまま織り込んだ「桂垣」が続きます。

桂離宮 黒御門

参観者の出入り口となる「黒御門」。

表門と同様、磨き竹を縦に打ち並べただけの簡素な門です。

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