バルセロナのガウディ建築「カサ・ミラ」-2

カサ・ミラ

カサ・ミラの中庭に面する最上階の住戸部分です。

カサ・バトリョほどの凝った装飾は施されていませんが、屋上へと続く造形は素晴らしいの一言。

カサ・ミラ

見学者用に住戸内部も公開されています。

おそらく、竣工当時のインテリアの雰囲気が再現されているのだと思います。

カサ・ミラ

カサ・ミラの屋上です。

夢や暗示の世界を表現するため、煙突・換気ダクト・階段室などは、あえて不安感を与えるようにデザインされています。

カサ・ミラ

カサ・ミラの屋上から中庭を覗き込みました。

屋上は結構アップ・ダウンがありますが、屋根から壁にかけてのデザインは結構シンプルです。

建築というよりも彫刻を思わせるデザインです。

カサ・ミラ

カサ・ミラの屋上から北東方向を見たバルセロナの風景です。

写真左手にサクラダ・ファミリア、右手にトーレ・アグバールが見えます。

バルセロナにある高層建築の数は本当に数えるほどで

日本や成長著しいアジアの新興国の主要都市と比較すると、街の風景は全く違って見えます。

バルセロナのガウディ建築「カサ・ミラ」-1

カサ・ミラ

地下鉄Diagonal駅から1ブロック南にあるガウディの代表作「カサ・ミラ」(地図)。

ガウディ最後の民間建築物になった作品で、竣工は1912年です。

内外装とも波打つようなデザインには、自然主義的性格の要素や多くの幾何学的手法が組み込まれています。

カサ・ミラ

カサ・ミラのバルコニーの鉄柵は、ガウディ自身がデザインし鋳造したものをもとにジュジョールが完成させたものです。

一つ一つが異なるデザインで、このバルコニーの手すりを一つずつ見ていくだけでも、鉄彫刻の作品展を訪れた気持ちになります。

カサ・ミラ

カサ・ミラでは、石の柱、金属製の梁などで、大きな開口部や波打つ壁などが可能になりました。

日本人では昔から当たり前のような用いられてきた構造ですが、欧米では革新的な手法として評価されていたようです。

ただ、スペインの現代建築の開口部は日本と比較すると明らかにが小さいのものが多く...

技術的には自由度が増しても、地域性というものは簡単には失われないものなんだなと感じました。

カサ・ミラ

カサ・ミラは1つの建物のように見えますが、実際には2つの敷地に分かれています。

エントランスや中庭などは、それぞれの敷地に1つずつ設けられています。

写真はプルベンサ通り側のエントランスを内部から撮影したものです。

カサ・ミラ

カサ・ミラの中庭です。ガウディは換気や採光の面から中庭を大変重視したそうです。

バルセロナのガウディ建築「カサ・バトリョ」-2

カサ・バトリョ

カサ・バトリョの2階、グラシア通りに面する正面回廊・中央広間と呼ばれるスペースです。

渦を巻く天井が大変印象的でガウディらしいです。

中央にある照明器具は、シュロの葉をモチーフにデザインされているようです。

通りに面する窓や奥に見える扉にはステンドグラスが用いられていています。

カサ・バトリョ

カサ・バトリョの中庭の吹き抜け部分です。

広くはありませんが、ガウディによる改修で広げられています。

セラミックタイルやガウディがデザインした浮彫りのタイルで壁が仕上げられています。

カサ・バトリョ

カサ・バトリョ」の共用階段とエレベーター。

階段の踊場が中庭に続く吹き抜け部分と連続して設けられ、狭い中庭・吹き抜けも、多少広く感じられます。

中庭の最上部にはトップライトがあるので、階段部分に雨・風が吹き込む心配はありません。

カサ・バトリョ

カサ・バトリョの屋上です。

カサ・ミラの屋上と比較するとカラフルで可愛らしい感じがします。

カサ・バトリョが「海」をテーマにデザインされているため、カサ・ミラとは建物全体を通して受ける印象は大きく異なります。

カサ・バトリョ

カサ・バトリョの屋上の煙突のアップです。

セラミックやガラス片の装飾は、ガウディの弟子のジュジョール氏との共作です。

カサ・バトリョは、ガウディ作品の中で、最も色彩豊かだと言われています。

バルセロナのガウディ建築「カサ・バトリョ」-1

カサ・バトリョ

地下鉄3号線Passeig de Gracia駅を降りてすぐの所あるガウディの代表作「カサ・バトリョ」(地図)。

もともと1877年に建てられた店舗兼住宅だった建物を増改築・近代化した作品です。

6階及び屋根裏が増築され、1・2階、中庭などが改築されています。

カサ・バトリョ

カサ・バトリョは、外観が石のように見えて「石切り場」と呼ばれていたカサ・ミラとは違い「海」がデザインテーマです。

太陽光によって表情を変えるガラス片、伝統的な技法で作られたセラミックの円盤で覆われています。

カサ・バトリョ

建物正面、最上部(恐らく屋根裏部分)のバルコニー周りに寄ったカットです。

まるで二羽(番い)の鶴が瓶の水を飲んでいるようなシーンに見えるのですが、皆様はいかがでしょう。

カサ・バトリョ

バルセロナの人々は、カサ・バトリョに「骨の家」・「あくびの家」などといった名前をつけたそうです。

私には、このバルコニーの手すりですがサメのお口まわりの骨の標本に見えて仕方が無いのです。

ちなみにこれらの手すりは、鋳鉄製で象牙色と金色に塗られています。

カサ・バトリョ

カサ・バトリョの2階部分の正面ファサードです。

2階は、この建物のオーナーの居住部分となっており、通りに面するこの内部スペースは正面回廊と呼ばれています。

おそらくカサ・バトリョの改築部分で、一番力が注がれ大きく変化のあった部分だと思います。

バルセロナのガウディ建築「レイアール広場の街灯」、「ロベルト博士のモニュメント」

レイアール広場の街灯

グエル邸に近い「ランブラス通り」沿いある「レイアール広場」(地図)にガウディが若い時代にデザインした街灯があります。

レイアール広場の街灯

現在のものは、写真にあるように、結構落ち着いた色使いのものですが、オリジナルのものは、かなり派手な色使いだったそうです。

ガウディが大学を卒業してすぐのころの作品で、バルセロナ市がガウディに委託した唯一の作品です。

ロベルト博士のモニュメント

サグラダ・ファミリアから約1km南にあるテツゥアン広場の中央にある「ロベルト博士のモニュメント」(地図)。

こちらもガウディの作品だと言われています。

が、ガウディがこのプロジェクトに関わったことを示す資料は見つかっておらず...

ガウディの関与に関しては実際のところ、結論が出ていないそうです。

ロベルト博士のモニュメント

しかし、このモニュメントを目にすると、特に土台の部分などは「カサ・ミラ」に通ずるデザインで...

ガウディ作品と言われても違和感をほとんど感じません。